2014.04.05 ギリシャからのお客様 先日、ご来店されたお客様と話しが弾んでいると、打ち合わせスペースに置いてあった本を見て、「これ私の家なのよ」とおっしゃられてビックリ。その本がこちらです↓なんと、ギリシャのミノコス島から来られた方でした。この写真に写っている漆喰の家に住んでいたとのこと。「この壁のひょうたんは私がかけたから、写真が撮られた時期もだいたいわかるわ」「この町では、代々女系の町で男は海へ出たら帰ってこないことがあるから建物は女性が引き継ぐことが多いのよ」そのまま美術館のような町の生活がどんなものかと興味津々の私。海草の断熱材が使われていたり、雨漏れの話や、オリーブの実の絞りカスを燃やして暖を取っていたことなど、100年前の写真と今の写真がほとんど変わらない町並みだったりすることが当たり前で、町の特色を出すために屋根やサッシの色が決められていて、「がんこで有名な美術館の館長さんが、色のサンプルを持って取り締まりパトロールをして、色が違ってたりすると、玄関のドアをドンドン叩いて注意してまわってたんですよ。」それと比べて日本の家は変わるのが早いと言われていたのが印象的です。今年の秋に、写真家・芸術家の友人が日本に遊びに来るので、日本の古い良いイメージをたくさんもっている分、ビックリするんじゃないかしらと心配されていました。みのりホーム 寺川信一