仕事の視点
職場の教養 5月28日付より
Mさんは、同期入社の同僚と、ダイレクトメールの封入の作業をしていました。
作業をしながら、Mさんはイライラする気持ちを抑えられませんでした。というのも
単純作業なのに、同僚の処理のスピードが遅いからです。
同じ時間でも、Mさんと同僚が処理をした封筒の数には、ずいぶん差がありました。
ところが、上司に終了した旨を報告すると、意外なことを言われたのです。
「君の処理した封筒は、若干、雑さが目立つよ。これでは、お客様にお送りする前に、
もう一度チェックしないといけない。速ければいいと言うものではないのだから、
もっと丁寧にやりなさい」
そういわれてみると、同僚の封筒は、折り目がきちんとしてあります。宛名のシールも
まっすぐ丁寧に貼られています。Mさんは「処理の速さ」という視点でしか仕事を見てないこと
気が付き、反省しました。
私もこれを読んでいて「はっと」気づかされる点が多い内容でした。
少しでも早く仕事を終わらせ、次の工程に進みたいことが先行し、仕事が雑に
なることが多いと自覚しております。
大切なのは、誰のために仕事をしているかだと思います。私達の仕事はお客様や
協力業者を通じて仕事ができているのだから、もっと物事を慎重にすすめ
相手に不快な思いをさせないよう心がけたいと思いました。
中 田