お父さん怒っている?
9月30日 職場の教養より
自分が今何を考えているか、外からはわからないだろう、と思います。それなのに、
相手に伝わってしまうことはよくあるものです。
Aさんは、三歳の子供と一緒に、朝食を食べながらテレビのニュースを見ていました。
すると突然、子供から「なんで怒っているの?」と聞かれました。
「いや、怒ってないよ」と答えたAさんですが、子度は眉をしかめながら、「怒ってるよ!」と
言います。「怒ってない」「怒ってる」と繰り返すうちに、Aさんはつい「怒ってない!」と声を張り
上げてしまいました。
その声に子供が泣き出して、Aさんはハッと我に返りました。実は、テレビを見ながらも
仕事のことで頭がいっぱいだったのです。それで眉間にシワを寄せた厳しい顔をして
いたのかも知れないと思い返しました。
常に感情をコントロールするのは難しいことですが、自分の「表情」が思いのほか、「感情」を
映し出していることは知っておきたいものです。
特に、家庭や親しい間柄では、気を許せる分、感情が表情に表れがちです。
私も、この文章を読んでいて、思わず自分にあてはまる点が多く、仕事とプライベートの
切り替えが苦手なタイプです。妻からも子供からも、同じようなことを指摘されます。
私が、常日頃子供に言っている、一度口から出た言葉は取り消せることは出来ない。
言葉は、時に暴力にもなるので注意しなければなりません。
そのためにも、感情の起伏を抑えるように努めなければと思いました。
中 田