姫路城改修工事
先日、休日を利用して「姫路城改修工事」の見学に行ってきました。
私が行った際には、瓦の葺きなおし、漆喰壁の補修が行われていました。 姫路城の漆喰は築城(1609年)から、修復を重ね現在に至ります。 また、築城当初は、漆喰のつなぎに、スサと米のりが使われていたそうです。
米のりといえば無添加住宅でもおなじみの昔ながらの接着剤。大仏などのつなぎにも使われてきました。
しかし、米のりは雨などにあたるとはがれてしまうので、屋外での使用には向いていません。
その為、漆喰が漆喰が発達し始めたのは、米のりの変わりに銀杏草(海草)を使い始めてからだそうです。
銀杏草を使用するようになり、外壁はもちろん、瓦の防水などにも使われるようになり、
現在の修復でも同じような工法で工事がされています。 (ちなみに、数ある城の中で、瓦の目地に漆喰が使われているのは、姫路城・熊本城・松山城・明石城のみ)
姫路城の漆喰と、無添加住宅の漆喰は共通点が多く、さらに漆喰の良さを再認識しました。 太古の昔から重宝されてきた外壁材が、現代においても色あせることなく使われています。 あらためて「先人の知恵」には敬服するばかりです。
みのりホーム 清水