サラリーマンの小遣い
日本のサラリーマンのお小遣いは、世界水準でみても最低レベルであるという調査を雑誌で見ました。
社会学者の山田昌弘氏が調査会社のクロス・マーケティング社と共同で日本、中国、アメリカ、イギリス、イタリアを調査した結果によると
5ヶ国で年収に占めるお小遣いの割合は、中国が35%、イギリスが19%、イタリアが14%、アメリカは12%なのに対して、
日本はブッチギリの最下位で8%にとどまっているということでした。
ちなみに、年収が500万円の平均的なサラリーマンのケースで計算してみると、もし中国であれば年間175万円、
月平均にすると14万円になるのに対して、日本の場合だと月平均で3万円。年間40万円ほどにしかならないのです…。
世界一働くと言われる日本のサラリーマンですが、この結果を見ると悲しくなっちゃいますよね。
さらに、そのお小遣いですが年々減り続けているということです。
先日、新生フィナンシャルが発表した2010年のサラリーマンお小遣い調査によると、2010年の平均お小遣い額はなんと3.6万円。
前年と比べて4千円のダウン。バブル景気の絶頂にあった1990年の7.6万円の半分以下になっています。
その結果として、サラリーマンの昼食代は平均490円とついに500円を割り込みました。しかも、その中で週2回は弁当を持参するなど、
日本のサラリーマンは涙ぐましい節約を続けているのです。
日本人はある意味堅実な人生設計がある点ではすばらしいですが、サラリーマンの
努力はまだまだ続くと感じています。
我が家も、小遣いの値上げが出来るよう仕事を頑張らなくてはと思っています。
中 田