おもてなしの心
最近、「おもてなしの心」をよく聞きます。
顧客満足とは相手が望んでいること以上のサービスをし顧客に感動を与えることだと思います。
先日のテレビ番組(アンビリバボー)を見ていたら長野県の中央タクシーが取り上げられていました。
長野県・長野市の市街地から遠く離れた山あいにそのタクシー会社はあります。 一見すると、工事現場か
何かかと思われるプレハブの建物。 しかしこの会社こそが、長野県でNo.1の売り上げを誇るタクシー会
社、中央タクシーだ!だが、駅前のタクシー乗り場を見てみると、中央タクシーの姿は一台も無い。 実は中
央タクシーは無線配車率が99%。 つまり、必ず予約をしないと乗れないほど人気のタクシー会社なのだ。
この厳しいご時勢に、無線配車だけでタクシー会社を運営するのはすごいの一言です。
そうなるためには、他のタクシー会社とは違ったサービスを提供している理由があります。
従業員のサービスといっても当たり前のことを当たり前に行動しているだけです。
どんな些細なことでもないがしろにせず、顧客の目線で行動しているのが特徴のようです。
「小さく損して 大きく得するという考え方」だと宇都宮会長はいう。 ようは、目先の利益にこだわらず
長いスパンで物事を捉えることです。
長野オリンピックが開催された際に、他のタクシー会社は県外の顧客をたくさん乗せて売り上げを
伸ばしたが、中央タクシーだけは県外客を乗せず地元住民しか乗せなかった。オリンピックと
なるとたくさんの人がタクシーを利用し地元の人でも乗れない中で、中央タクシーだけは
地元の顧客を優先した。その結果15年後今では地元に必要なタクシー会社と認知され
中央タクシーしか利用しない顧客が増えた理由のようです。
地域の人に本当に必要だと思って頂ける企業が、今後生き残れる会社だと思いますので
わが社も、更なるサービスの向上を努めなければと思いました。
中 田