なんでシックハウスの問題が起こったの?
1970 年代、木を食べるヒラタキクイ虫の卵がサンドイッチされて輸入され、床下が木の粉だらけになるということが起こりました。
当時を知る大工さんは慌てて殺虫剤を撒いたそうです。それを知ったメーカーは接着剤に防虫剤を投入しました。
それが今シックハウス症候群の原因に代表されるホルムアルデヒドやトルエン、キシレンといった人体にも影響を与える化学物質の始まりです。
虫はピッタと止まりましたが、大工さん達が目に痛みを感じたり頭が痛くなったりと症状が出始めました。
当時はまだ風通しを意識していたり住宅の隙間風もあり、化学物質の濃度はそれほど室内に留まりませんでした。
ところが暖房の効率を上げるために 北欧北米の『高気密高断熱』の家づくりをならい徹底した冬向きの家づくりが始まったのです。