実家を売却する際、片付けは必要?相続から売却までのポイント
これからご両親が亡くなった後、皆さんは実家をどうする予定でしょうか。
相続した後、売却しようとお考えの方は多いと思います。
しかし、片付けや手続きなど、何から手をつけて良いのかがわからないことも多いですよね。
そこで今回は、当社が相続から売却までのポイントを解説します。
□実家の片付けのポイント
実家を売却することが決定したら、まず家を片付ける必要があります。
不用品を置いたまま不動産会社に引き渡すことはできません。
葬式や他の手続きに比べてマニュアルが存在しないので、片付けで悩む人は多いでしょう。
片付けを始める前に、片付ける際の計画を立てましょう。
「いつから片付けを始めるか」「どの部屋から片付けを始めるか」などをあらかじめ計画することで、ゴミの日までゴミをため込むことなく、スムーズに作業を進められます。
次に、家族や親戚間で処分するものを把握しておきます。
この際、「個人的に欲しいものはないか」「不用品にかかる費用は誰が負担するか」を決めておきましょう。
この2点の確認を行うことで、トラブルなく、スムーズに片付けを進められます。
また、家具や家電の処分方法を知っておくことも大切です。
例えば本や衣類は業者へ売却、家電は小売店へ売却することなどを調べておきましょう。
大量にある荷物の処分方法を知っていれば、作業効率も上がります。
ご自身で片付けが難しい場合は、業者に委託することもおすすめです。
その際、業者選びには注意する必要があります。
相場より高く見積もる業者もあるので、数社に見積もりを依頼した上、信頼できる業者選びましょう。
□実家の相続から売却までの流れ
まず、相続の手続きを行います。
事前にある程度決定しておくとスムーズに進むでしょう。
その後、遺産分割協議をします。
もめないために、遺書の確認や相続人全員での話し合いを行いましょう。
話し合いがまとまれば、相続登記を行います。
不動産の所有者の名義を被相続人の名義に変える必要があります。
相続登記は「この不動産の所有者は自分である」ことを主張できる権利を持てます。
行わなかったからといって罰則があるわけではないですが、不動産会社とのトラブルを避けるために最初に済ませておきましょう。
次に、不動産の売却を依頼する業者を決定します。
専門家のアドバイスを聞くと、多少費用は発生しますが不安を抱えずスムーズに売却を進められます。
少しの判断ミスから招かれるトラブルや売却価格の低下といったリスクを回避するため、信頼できる業者に委託しましょう。
実績が多いと、心強い不動産売却のパートナーになるため、大手の不動産会社に依頼する人が多いです。
不動産会社を決めたら、業者と仲介契約を締結し、売りに出します。
仲介契約では、売却活動の条件や、売却できた際の報酬が記載されているので、読み飛ばさないようにしましょう。
売却実務を執り行ってくれるので、この際に売却に対する内見者への対応などの希望がある場合は、事前に伝えておきましょう。
最後に相続税の申告を行います。
申告期限があるので、早めに済ませておきましょう。
不動産や現金、有価証券など遺産が多い場合は節税対策が必要です。
税理士や、不動産会社などプロに相談しながら進めると安心です。
□まとめ
今回は、実家を相続した際の売却までの手順と、売却の際に必要な片付けについて解説しました。
親が亡くなった後で、精神状態が良くないまま1人でこなすのは難しいです。
親戚や専門家と協力しながら手続きや片付けを済ませましょう。
困ったことがあれば、ぜひ当社にご相談ください。
(上記の情報は2020年8月のものです)