不動産の豆知識

コラム

実家を売却する際に忘れがちな仏壇について解説します!

皆さんは実家に仏壇はありますか。
もし、実家を売却する場合は仏壇も適切な処理をして処分しないと、先祖の方々に失礼に当たってしまいます。
しかし、適切な処理がわからないという方も多いでしょう。
そこで今回は、仏壇を処分するタイミングに加えて処分するときの注意点を紹介します。

 

 

 

 

 

 

 

□仏壇はいつ処分したらいいのかを状況別に解説

仏壇を処分するにしてもいつ処分するのか分からないですよね。
3つの状況を例にして紹介します。

*引っ越しをするが新居に仏壇を置かないとき

引っ越しをする時に仏壇を移動するとなれば、仏壇を置くスペースが必要です。
しかし、なかなか家に仏壇を置くスペースを確保するのは難しい場合があります。
他の親族に継承者がいない場合であれば外側の仏壇を処分して位牌だけを新居に持ってくると良いでしょう。

*相続をした不動産を売却する時

実家を相続したが、家が必要なくなった時にも仏壇を処分するタイミングとして選ばれます。
実家が遠方にあって、管理が難しく売却する方に多いです。

*遺品整理をした後に継承者がいない場合

実家の継承者がいない場合は仏壇と位牌の供養を早期のうちに済ませるのが良いでしょう。

□仏壇を処理するときの注意点を解説

ゴミ捨てのルールだけを見れば、仏壇を粗大ごみとして捨てても問題はありません。
しかし、仏壇はご先祖さんの思いが詰まっているので失礼に当たるうえに、粗大ごみとして捨てるのは心苦しいものもあるでしょう。
そのため、仏壇や位牌は閉眼と呼ばれるご先祖様を供養する儀式を行う必要があります。
以下では、必要な儀式の手順を確認しましょう。

まず、確認することは開眼をしたかを調べることです。
開眼は閉眼の反対に仏壇や位牌の購入時に行われる儀式です。
開眼をしていると、閉眼もしてもらう必要があるでしょう。

2つ目に閉眼を行う時にはお寺に相談することです。
閉眼は仏壇や位牌に宿った仏様の魂を抜くという儀式です。

3つ目に実際にお寺で閉眼をしてもらいます。
この時にお寺によっては処分してもらえますが、場合によっては処分が難しいところもあるので、事前に確認するといいでしょう。

最後に仏壇の処分です。
この段階になると閉眼の儀式をしているので、仏壇や位牌の処分は自分で処分するのも良いですが、それでも自分で捨てるのは抵抗があるという場合は業者に処分を依頼する方法もあります。

□まとめ

今回は実家を売却する時の仏壇の処分の仕方を紹介しました。
仏壇は先祖の方々の思いが詰まっているので、最後まで慎重に扱うのが良いです。
ぜひとも心残りが残らないように処分すると良いでしょう。