不動産相続の際にもめる原因について解説!
不動産相続をする際にもめる原因について知っていますか。
相続の中でも特に不動産は分けることが難しいためトラブルになりやすいです。
そこで今回は、不動産相続でもめる原因やトラブルを防ぐポイントについてご紹介します。
□不動産相続でもめる原因について解説します
不動産相続でもめるのは、高額な遺産がある場合だと思われるかもしれませんが、実際には遺産額が5千万円以下のケースが多いです。
つまり、遺産分割では総額よりも中身が関係しており、具体的には実家などの不動産が含まれている場合がもめる可能性が高いでしょう。
ここでは、不動産相続でもめる原因を3つご紹介します。
1つ目は、誰が取得するかです。
遺産に不動産がある場合は、誰が相続するかでもめる場合が多いです。
そもそも相続が現金なら均等に分割できますが、不動産の場合は分割ができません。
特に、不動産は高額であるが故に、相続分の面で不平等となりトラブルとなりやすいでしょう。
また、それが実家であれば住み続けたい人と売りたい人との間でトラブルになる可能性もあります。
これらの点から、不動産があれば取得者は誰かでもめることが多いでしょう。
2つ目は、代償金の支払いができないことです。
不動産の相続が決まった場合、相続者は他の相続人に対して代償金を払わなければいけないでしょう。
これは、不動産が高額であるため他の相続人と相続分で差が出るためです。
そもそも代償金の金額を決定する際にもトラブルになりがちですが、相続人が代償金を支払えない場合もあります。
また不動産の土地に住み続けたい場合にも、相続できないとなれば住まいが無くなるため深刻な問題となるでしょう。
3つ目は、不動産の評価方法でもめることです。
不動産は値段が変動しやすく、どの時点を基準とするかで大きく変わります。
また、評価方法としても実勢価格や相続税路線価、路線価といったさまざまな種類があり、何を選ぶかによっても評価額は変わります。
実勢価格においても、頼む業者によっては数百万円の違いが出る場合もあるでしょう。
□不動産相続でのトラブルを防ぐポイントについてご紹介します
不動産相続でのトラブルを防ぐ方法として、ここでは4つご紹介します。
1つ目は、誰が相続するのか明確にしておくことです
相続人を決める際にもめるというトラブルを避けるためにも、相続前に誰が相続するかは明確にしておきましょう。
被相続人が亡くなった直後は、話し合いがうまくいかないことがあり、意思確認もとりづらいです。
そのため前々から話し合い、法的な根拠とともに遺言書を作成しておくと良いでしょう。
2つ目は、資金計画をきちんと立てておくことです。
代償金の支払いでもめないためには、資金計画をきちんと立てておくことが重要です。
不動産を相続した際には、代償金がしっかり払えるように用意しておきましょう。
3つ目は、不動産の査定結果を相続人同士で共有することです。
相続した不動産を売って現金にかえてそれを分割する方法では、特定の代表者が売却を進めがちです。
しかし、査定を依頼する際も結果は皆で共有し、売却前にいくらで売るのか話し合っておけば金額でもめる心配はないでしょう。
4つ目は、スムーズに相続の手続きを進めることです。
不動産相続の際の名義変更手続きには法的な義務や罰則はありません。
しかし、この手続きを放置しておくと所有者が曖昧となり後々困ったこととなるでしょう。
名義変更手続きは手間や時間がかかるため後回しにされがちですが、トラブルを避けるためにもきちんとしておくことが大切です。
□まとめ
不動産相続でもめる原因やトラブルを防ぐポイントについて解説しました。
当社では不動産の査定を無料で行っております。
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