農地を売却したい方は必見!売る方法を解説します!
「農地を売却したいけど、何をすれば良いのかわからない」
「農地の売却と一般的な土地の売却は何が違うんだろう」
「農地を売る手順はどうすれば良いのだろうか」
このような疑問をお持ちの方に向けて、農地を売却する方法を詳しく解説します。
□農地を売却する2つの方法
農地を売る際には主に2つの方法があります。
*そのまま農地として売る
1つ目は、農地を農地としてそのまま売却する方法です。
この方法はシンプルで費用も抑えられますが、買い手が見つかりにくいという特徴があります。
農地としての売却の場合、隣接地で農業を営む農家が買い取ってくれるケースが考えられます。
ただ、農地としての土地の需要は一般的に高くはないので、購入希望者を見つけることは難しいかもしれません。
また、農家であれば誰でもその土地を買えるわけではありません。
農地法によって、以下の条件を満たす者でなければ農地の売却相手にはなれません。
・農地取得後に50アール以上の面積の農地を持っている
・所有している全ての農地で農業が行われている
・継続的に農業を営んでいる
・農業を行える人材と機材が十分ある
*農地ではなく別の土地として売る
2つ目は、農地を別の用途の土地として売却することです。
この方法は購入希望者の増加が見込める一方で、いくつかの手続きを経る必要があります。
まず、個人が勝手に農地を普通の土地として売ることはできません。
なぜなら、公的機関の許可がない状態で「農地をやめる」ことはできないルールがあるからです。
そのため、農地を別の土地として転用したい場合は、用途を明確に記述した上で申請する必要があります。
一般的には、農地売却に詳しい不動産会社と契約して、売却を進めていくケースが多いです。
□農地を売る手順は?
前の章で、農地を売る方法を2つご紹介しました。
続いて、農地を売りに出す際の手順をご紹介します。
まずは、農地の買い手探しを行います。
ご自身で探すのは難しいため、不動産会社に仲介を依頼する方が良いでしょう。
買い手が見つかれば、農業委員会から売買許可が出ることを条件にして、売買契約を締結します。
売買契約を結べたら、売買許可申請を行います。
農地のまま売却する場合は農業委員会から売買許可申請を行いましょう。
もし別の用途の土地として利用する場合は、転用許可申請も必要です。
また同時に、所有権移転請求権の仮登記を行っておくと申請後の手続きがスムーズに進みます。
申請が通ったら、仮登記を本登記に切り替えて代金精算を行います。
これにて、売買が完了します。
□まとめ
今回は、農地を売却する方法やその手順を解説しました。
近年では、固定資産税の引き上げが検討されるなど、国の政策の方針により使っていない農地を放置し続けられない状況になりつつあります。
もし、農地の処分方法などについて相談したい方がいらっしゃれば、お気軽に当社へご連絡ください。