不動産の豆知識

コラム

空き家の放置はリスクが高い?解決方法を紹介します!

皆さんは、空き家を放置するリスクをご存知でしょうか。
現在、地方を中心に全国で空き家が急増しています。
空き家は保持しているだけで、費用がかかるためリスクがあります。
そこで今回は、空き家を放置するリスクと有効な対策を解説します。

 

 

 

 

 

 

□空き家を放置するリスクとは?

日本で空き家が増え続けているのは、不動産の需要と供給の問題や人口構造の問題など様々な要因があります。
住んでいない空き家を放置することはどのようなリスクがあるのでしょうか。
ここでは、空き家を放置するリスクを3つ解説します。

1つ目は、固定資産税が6倍になることです。
土地は更地よりも住宅が建っている方が、固定資産税は抑えられます。
それゆえ、たとえ住んでいなくても空き家として放置する方は多いです。

しかし、倒壊の危機にあったり、周辺の景観を損なったりする物件は「特定空き家」に指定されます。
この特定空き家に認定されると固定資産税の軽減措置が受けられなくなり、今までの6倍も固定資産税を納付しなければならない可能性がでてきます。

2つ目は、犯罪発生リスクが高まることです。
住民がいない家は、不法侵入や盗難、放火などの犯罪発生リスクが高まります。
特に、盗難は近隣の住宅まで狙われてしまうリスクもあるため注意しましょう。

3つ目は、周辺住民への被害が発生することです。
空き家の老朽化が進行して倒壊の危険性が出たり、害虫が繁殖したりすると周辺住民に迷惑がかかる可能性があります。
建物の崩壊は人命に関わるため、放置はできません。

□空き家問題に有効な対策を解説します!

空き家問題を解決するためには、放置状態から抜け出す必要があります。
ここでは、空き家問題に有効な対策を4つ解説します。

1つ目は、売却です。
売却すれば、売上益が得られることに加え、その後の維持費がかかりません。
また、固定資産税や都市計画税等の納税義務がなくなるため、負担が減ります。

2つ目は、賃貸です。
今は遠くに住んでいても将来的に活用する予定がある場合は、賃貸の選択肢があります。
賃貸することで所有権を失うことなく、収益を得られるのも良い点です。

3つ目は、所有し続けることです。
具体的に使用する方向性を決めていない場合、とりあえず所有するのも選択肢の1つです。
ただし、前項で述べた空き家のリスクのように所有することは事故の可能性を高めます。
それゆえ、メンテナンスは欠かさず行いましょう。

4つ目は、寄付です。
活用方法が見つからない場合は、空き家を必要としている自治体へ寄付できます。
寄付で収益は得られませんが、維持費の支払いから解放される利点があります。

□まとめ

今回は、空き家を放置するリスクと有効な対策を解説しました。
空き家を放置すると費用や危険性に関しての様々な問題が生じます。
適宜、紹介した有効な対策を実施すると良いでしょう。
住宅の売買を検討されている方は、ぜひ当社までお問い合わせください。