土地の相続を考えておられる方へ!兄弟でトラブルにならないように売却する方法をご紹介します!
「土地の相続において兄弟間で揉めたくない」
このように土地の相続でトラブルが起きないで欲しいと思う方は多いです。
しかし、土地の相続では事前に話し合っておかなければ揉めることがあります。
そこで今回は、兄弟が土地相続で揉める理由と相続した土地を売却する方法を解説します。
□兄弟が土地相続で揉める理由とは?
まず1つ目は、土地以外の財産が少ないからです。
土地などの不動産は売却しない限り、均等に分割できないため、揉めやすいです。
2つ目は、想定より現金が少なかったからです。
事前に相続額を決めていても、想定よりも現金が低減していることが相続時に発覚することもあります。
どんなに相続準備を行っていた兄弟にも起こりうることなので注意しましょう。
トラブルを防ぐためにも、現金が少なくなっている可能性を考えておくと良いです。
3つ目は、遺言書がないからです。
遺言書がない場合には、財産の相続方法は決定相続分に則って決定されます。
しかし、土地に関しては法定相続分で分けられないので遺産分割協議によって決められます。
遺産分割協議には相続人全員の同意が必須ですが、兄弟間で同意を得られず揉める可能性があります。
遺言書があれば、このような事態を防げます。
それゆえ、被相続人が健在であるのならば、生前に遺言書を頼んでおきましょう。
□兄弟トラブルを回避して相続した土地を売却する方法とは?
土地相続において土地を共有名義にしないことで大半のトラブルは解決できます。
しかし、土地を兄弟の共有名義で相続すると、売却はもちろん管理や利用が制限されます。
それゆえ、遺産分割の際には土地を共有名義にしないように、工夫が必要です。
ここでは、すでに共有名義で相続した場合としてない場合に分けて、兄弟間で問題を起こさずに土地を売却する方法を解説します。
まず、共有名義で相続した場合は、共有持分の売却を検討しましょう。
土地全体の売却には全共有者の同意が必要ですが、共有持分のみなら自分の意思で売却が可能です。
それゆえ、自分の共有持分を専門買取業者に買い取ってもらったり、自分の兄弟に売却したりすると良いでしょう。
次に、共有名義で相続をしていない場合は、土地を売却して現金で遺産分割すると良いでしょう。
現金での遺産分割すれば均等に分けられるためおすすめです。
ただし、遺産を売却時には相続登記で被相続人から相続人に名義変更する必要があるため注意しましょう。
□まとめ
今回は、兄弟が土地相続で揉める理由と、兄弟間のトラブルを回避して相続した土地を売却する方法を解説しました。
兄弟が土地相続で揉める理由は把握して、兄弟間のトラブルを回避しましょう。
また、今回解説したことを参考に、兄弟間で揉めないように相続した土地を売却しましょう。