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コラム

土地を相続した場合の相続税はいくら必要なのか?計算方法を解説!

土地を相続した場合、相続税がどのくらいかかるのか不安になりますよね。
相続税の計算方法はとても複雑で土地の値段に対して一概に計算できません。
そこで今回は、土地も含めた遺産の計算そして相続税の計算方法を解説します。

□土地の相続税の計算方法は?

 

 

 

 

 

 

 

*土地は財産として遺産に算入

相続税は遺産全体の金額から割合で計算されます。
そのため、土地に対してのみかかる相続税は計算できません。
ここでは令和3年12月31日時点における、遺産の総額からの相続税の計算方法を解説します。

課税対象とする遺産の総額は現金、預金、土地や建物などの合計金額である財産から借入金と葬儀費用および基礎控除額を除いた金額です。
生命保険金は法定相続人一人あたり500万円を超えると財産とみなされます。
基礎控除額により遺産の総額が0以下になれば相続税は発生しません。

続いて、相続税の税額の計算方法を紹介します。
まず、遺産の総額から法定相続分による各人の遺産の取得金額を計算します。
取得金額の額に応じて、10パーセントから55パーセントの割合で相続税が計算され、財産が多いほど高い税率になります。
各人への相続税の合計から実際に払う相続税を計算します。

そうして計算した相続税の合計を、実際に取得した金額の割合に応じて各人に割り振ります。
割り振られた金額が各人がそれぞれ払う相続税です。
ただし配偶者は1億6000万円または法定相続分以下の金額まで非課税です。

□相続税申告の手続きと期限は?

まず、相続税の申告は相続税を払う必要がある場合、すなわち遺産の総額が基礎控除額を上回る場合に必要です。
基礎控除額を下回り、相続税が発生しない場合は申告の必要はありません。

次に、戸籍謄本から被相続人を確認します。
遺言書がある場合は遺言書に従って被相続人を決定します。
そして相続税の申告は様々な申告書、計算書、明細書を作成し税務署に提出しなければなりません。
非常に複雑ですので早いうちから準備しておきましょう。
相続税の申告と納税の期限は被相続人が死亡したことを知ってから10ヶ月後です。

□まとめ

今回は、土地を含めた遺産および相続税の計算方法そして申告手続きと期限について解説しました。
遺産相続は面倒な手続きが多く10ヶ月はあっという間に過ぎてしまいます。
特に土地や建物の整理は早めにプロに相談することをお勧めします。
愛媛県内の不動産売却を検討している方はお気軽に当社にご相談ください。