空き家の庭掃除や室内清掃はどのくらいの頻度がベスト?適切な管理方法を紹介します!
相続や引っ越しなどで空き家を手にした場合、その管理を怠ると様々なデメリットがあります。
また、建物の近隣住民への悪影響も考えられるため、管理は徹底しなければなりません。
今回は、空き家を管理する目的やポイントについて紹介します。
□空き家の管理の目的とは?
1つ目は、家の老朽化を防ぐためです。
閉め切った家の中は、当然湿気がこもりやすくなります。
湿気は建材にダメージを与えるとともに、害虫が発生する原因にもなり得るので、定期的に換気する必要があります。
2つ目は、家のトラブルを見つけるためです。
壁のひびや塗装の剥がれ、雨漏りなど家のトラブルを見つけることも管理の目的です。
家のトラブルを大きくしないためにはトラブルの種の早期発見が大切なので、適切な頻度で点検することに意味があります。
3つ目は、特定空き家の認定を回避するためです。
適切に管理されていない空き家には、近隣住民への被害を及ぼす危険性があります。
そのような建物を取り締まるための法律として、有害な空き家を「特定空き家」に認定して固定資産税や都市計画税を上げる「空き家等対策の推進に関する特別措置法」があります。
この特定空き家に指定されないためにも、空き家の管理は大切なのです。
□管理のポイントについて解説!
空き家を掃除する際には、道具や服装を準備しましょう。
必要になるのは軍手、マスク、ほうき、掃除機、雑巾、掃除用洗剤などです。
服装は汚れても良いものにしましょう。
掃除する際には、ほこりが隣の家に飛ぶことも考えられるので、近隣住民への挨拶は礼儀として行いましょう。
掃除の時だけでなく、何か空き家にトラブルがあった際にいち早く知るためにも、近隣住民に協力してもらうことは効果的です。
その側面からしても、近隣住民との関係は大切にするべきです。
庭の清掃は絶対に忘れてはいけません。
庭にゴミがある場合はゴミ拾い、雑草がある場合は草むしりしましょう。
雑草が多い季節で抜くのが手間という場合は除草剤を使うのが効果的です。
建物の外観のチェックもしましょう。
外壁のひびや雨どいの破損など、修繕する必要がある部分がないか探すことが大切です。
早期発見できれば費用を抑えられるので覚えておくことをおすすめします。
空き家の管理については、必ず1か月に1回はするようにしましょう。
管理において大切なのは修繕箇所の早期発見ですが、頻度が少なすぎるとそれは不可能になってしまいます。
もし多忙で管理が難しい場合は、委託するというのも大切です。
□まとめ
今回は、空き家の管理の目的や覚えておくべきポイントについて紹介しました。
空き家の管理は、問題の早期発見が一番大切です。
必ず1か月に1回は家の中に入って掃除するとともに、修繕しなければならない箇所がないかチェックするようにしましょう。