相続した土地を、相続人の間でどのように分割したら良いのかと悩まれる方は多くいらっしゃると思います。
実は、相続した土地を分ける方法は主に4つあります。
そこで今回は、相続した土地の現金での分け方と、土地を相続する際のポイントについてご紹介します。

 

 

 

 

 

 

 

□相続した土地の現金での分け方

相続した土地を分けるためには、主に4つの方法があります。

1つ目は、現物分割です。
現物分割とは、相続した土地をそのまま分割する方法のことです。
土地の場合は、相続する人の数に応じて土地を分筆して分けます。

2つ目は、代償分割です。
代償分割とは、相続した土地を特定の相続人1人が相続することと引き換えに、その代償として、他の相続人に現金を渡して分割する方法のことです。

3つ目は、換価分割です。
換価分割とは、相続した土地を売却して得た現金を相続人の間で分割する方法のことです。

4つ目は、共有分割です。
共有分割とは、相続した土地を複数の相続人の共有名義にして相続する方法のことです。
これにより、複数の相続人が共同で土地を所有できます。

□土地を相続する際のポイント

このように、相続した土地を現金で分ける方法は、換価分割が最適であることが分かりました。
それでは次に、土地を相続する際のポイントについてご紹介します。

1つ目は、土地の分割方法について相続人の間でしっかりと協議することです。
土地を相続する際は、上述したような4つの分割方法のうち、どの分割方法が最も適しているかどうかについて相続人の間でしっかりと協議することが大切です。

2つ目は、換価分割する際は誰が土地を売却するのかについて決める必要があることです。
土地を売却して得た現金で分けるべく換価分割を行う場合、以下のいずれかのことを決める必要があります。

・全ての相続人が土地を売却するための活動を行うのか
・相続人のうち、代表者1人が売主となって土地を売却するための活動を行うのか

相続登記を誰が行うのか決めるためにも、誰が土地を売却するのかについて、相続人の間できちんと話し合うことが大切です。

□まとめ

相続した土地の現金での分け方と、土地を相続する際のポイントをご紹介しました。
相続した土地を分けるためには、現物分割・代償分割・換価分割・共有分割の4つの方法があるため、相続人の間でしっかりと話し合って最適な方法を選ぶことが大切です。
相続した土地の売却をご検討している方はぜひ当社にご相談ください。