不動産の豆知識

コラム

実家が空き家となってしまった方へ、空き家の問題点と活用方法について解説します!

近年、空き家となった実家をそのまま持ち続けている方も多いです。
しかし空き家のまま置いておくと、様々な問題が生じる可能性があります。
そこで今回は、空き家をそのままにしておくことの問題点と、その活用方法について解説します。

 

 

 

 

□空き家となった実家をそのままにしておくことの問題点とは?

*維持費がかかる

空き家を保有しているだけで、毎年の固定資産税や火災保険や地震保険といった保険料の支払いが必要になります。
他にも、ガスや電気、水道といったライフラインを契約している場合、全く使用しなくても毎月基本料金が発生します。

*経年劣化により資産価値が下がる

一般的に、住宅はどれだけ丁寧に手入れをしていても年数の経過とともに、その価値も低下していくものです。
さらに空き家となり管理者がいなくなれば劣化スピードが上がり、より早いスピードで劣化が進みやすくなります。

*管理が必要になる

住宅の管理不足による雑草の繁殖や害虫の発生、建物の倒壊などが生じ、住民に危害を加えてしまった場合、賠償責任を負うことになります。
そこまで行かなくても、空き家を放置し続けると行政指導が入り、過料が課せられることもあるので空き家であっても管理は重要です。

□空き家となった実家を活用する方法について解説します!

今回紹介したい、空き家となった実家の活用術は以下の3つです。
1.貸す
2.売却する
3.建て直す

1.貸す
戸建ての賃貸住宅はあまり流通していないため、空き家となった戸建てを貸し出そうと思う方は少ないかもしれません。
しかし、皆さんが想像している以上に戸建ての賃貸住宅には需要があります。
さらに流通量が少ないからこそ、多少条件が悪くても入居してもらえる可能性が高いというメリットもあります。

2.売却する
近年は中古住宅を購入しリフォームをして住む方も増えています。
もちろん購入時に比べて価格は落ちるものの、土地条件や建物条件によっては想像以上に高く売れる場合もあります。
活用できずに持ち続けて、価値が下がってから売るよりは早めに売ってしまうことをおすすめします。

3.建て直す
建物の老朽化が進んだ物件は、リフォームを行うと新築よりも手間や費用が掛かってしまうこともあります。
その場合は、思い切って建て直すのがおすすめです。

□まとめ

今回は、空き家となった実家を持ち続けている方に向けて、空き家を放置しておくことの問題点とその活用方法について解説しました。
空き家を持ち続けると、管理が必要になる上に、維持費がかかる、家の資産価値が下がるといった問題があります。
空き家は賃貸に出したり、売却したり、建て直したりして活用しましょう。