家を売却しようか悩んではいるものの、いつ売るのか決めきれていないケースもあるでしょう。
「できる限り高く売るにはどんなタイミングで売れば良いのだろう」と悩んでいる方もいらっしゃるかもしれません。
今回は家を売るタイミングを決める3つの視点と注意点を解説します。

 

 

 

 

 

□家を売るタイミングはいつが良い？

家を売るタイミングを考える際に役に立つ3つの視点をご紹介します。

1.時期

時期によって売れやすさは異なります。
仕事の転勤や子どもの進学など引っ越しの多い2月や3月は家を購入したいと考える人が多くいるため、家の売却に向いていると言われています。
ベストシーズンの2月に売り始められるように、12月ごろから準備すると良いでしょう。

2.築年数

家は建ってから時間が経てば経つほど価値がなくなっていきます。
目安としては、家は築20年でほぼ価値がなくなると言われています。
価値の低下を考慮すると、家を売ろうか考え始めた今のタイミングで売る準備を始めるのが良いかもしれません。

3.譲渡所得税

家を売って利益があった場合に払わなければならない譲渡所得税は、物件を所持していた期間によって税率が変化します。

所持期間が5年以下の場合に税率が最も高く、10年以上であれば税率はかなり低くなります。
5年を超えるタイミングと10年を超えるタイミングで税率が変わるため、ある程度の年数になるまで売却を待つのも節税対策になりおすすめです。

□家を売るときの注意点

家を売るときの注意点を状況別に解説します。

＊住宅ローンが残っている場合

住宅ローンが残っている家を売る時は、家の売却価格で住宅ローンが払えるのかを確認する必要があります。
住宅ローンは家自体を担保としてローンを組んでいるため、ローンを支払い終わらない限り住宅は担保のままです。
この場合、担保である家は売れません。

＊空き家の場合

空き家を売却するときは、ケアをしっかりと行いましょう。
空き家の場合手入れをする人がいないことから、家の状態が悪くなりやすいです。
綺麗な状態の方が高く売れる傾向にあるため、可能な限り家を綺麗に保っておくことをおすすめします。

＊家の築年数が長い場合

築年数の長い家の場合、今の法律と異なる法律で建てられている可能性があります。
そのためもし家を取り壊すと、現在の家よりもかなり小さな家になってしまうことがあります。
古い家を取り壊して売るときは、家をもう一度適切な大きさで建てられるのかを確認すると良いでしょう。

□まとめ

家を売るときは、時期や築年数、税金を意識すると早く売れたり、高値で売れやすかったりします。
しかし、住宅ローンが残っていて売却価格でローンを返済できない場合は売却できないことや、空き家の場合は丁寧なケアが必要であることなどには注意が必要です。
住宅を売却すると決まったら、ぜひ正しい知識を身に着けて臨んでみてください。