不動産の豆知識

コラム

住み替えの手順とは?住み替えの注意点とともに解説します

住み替えを考えているものの、実際にどうやってするのかわからずに困っている方もいらっしゃることでしょう。
さらに、なかには「住み替えの手順を知りたい」と思われている方もいらっしゃるかもしれません。
そこで今回は、住み替えの手順と住み替えをするときの注意点を解説します。

 

 

 

 

□住み替えの手順とは?

住み替えの手順は主に4つあります。

1.売り先行
現在住んでいる家の売却を終えた後に、新しい家を購入する手順です。
売却を先にすることでお金が手元に入ります。

さらに、新しい家を購入する費用が手元になくても、実際に住み替えを行えます。
新しい家を売却後に探すため、売却を急ぐ必要がない反面、売却後に新しい家がなかなか見つからなければ、仮住まいをする必要性がでてきます。

2.買い先行
新しい家の購入を済ませた後に、今住んでいる家を売却する手順です。
売却の前に新しい家を購入することから、現時点で資金に余裕のない場合は今の家のローンと新しい家のローンを同時に組むことになり、負担が大きくなるでしょう。
資金に余裕のある場合は仮住まいをする必要もないため、おすすめの手順です。

3.売り買い同時決済
今住んでいる家の売却と新しい家の購入を同時にする手順です。
同時に売却と購入ができれば費用面の心配も少なく仮住まいも必要ないため、最も理想的な方法です。

しかし、住んでいる家の買い手と新しい家の売り手の事情を調整するのは非常に難しく、不動産会社の仲介は必須となるでしょう。

4.切り離し
新しい家の購入をして引っ越した後、都合の良いタイミングで今住んでいる家を売却する手順です。
資金に余裕のある場合は、自分のタイミングで購入も売却も行えるため最も良い手順かもしれません。

□住み替え時の注意点とは?

住み替えをするときは、抵当権があることに注意してください。
多くの場合、今住んでいる家を購入するときに家を担保にして住宅ローンを組んでいます。

このとき家には抵当権といわれる、ローンを滞納した際に、金融機関が競売にかけられる権利がつけられます。
抵当権がついている家の売却は不可能なため、今住んでいる家を売却したお金でローンを返済できるのかどうかを確認しましょう。

□まとめ

住み替えの手順は4つあります。
資金に余裕がある場合とない場合でおすすめの手順は変わるため、まずはどのくらいの資金があるのか、今の家はどのくらいの価格で売却できるのかを確認することをおすすめします。
また、抵当権のついている家は売却できないため、ローンを完済できるのかどうかも確認しましょう。